みなさん
こんにちは
企業が継続的に成長していくためには、短期的な視点だけでなく、長期的な視点もみていくことが必要です。
この点について、単年度の目標や計画の達成に意識が行きがちで、長期的な視点が十分でないケースも少なくありません。
短期だけでなく長期的に成長することは、もともと日本企業が得意としていたことであり、特に人材育成に関しては長期的な視点での人材育成が必要となります。
SDGsやESG投資が注目され、地球とともに企業の長期的で持続可能な成長が求められています。
長期的に成長するための4つの視点
企業が、長期的に成長するためには4つの視点が重要です。
「財務の視点」「顧客の視点」「社内プロセスの視点」「学習と成長の視点」の4つの視点です。
財務の視点
「財務の視点」は、会社が継続していくため、社員の昇給や働く環境を整えていくため、ビジョンを達成するために必要な売上高や利益など、財務的なことをみていく視点です。
顧客の視点
「顧客の視点」は、顧客が本質的に求めているニーズは何か、自社でしか提供できず他社が提供できない顧客価値は何かを見ていきます。
つまり、自社が選ばれる理由です。
この「顧客の視点」は「財務の視点」の売上につながっていく重要な視点であり、4つの視点の出発点になります。
このように重要な視点にもかかわらず、「顧客の視点」の意識が不足しているケースが少なくありません。
社内プロセスの視点
「社内プロセスの視点」は、顧客が本質的に求めているニーズを解決するためにどうすればいいかを考えていく視点です。
また、顧客が求めているニーズだけではなく、社会課題を解決するために自社ができることを考えていく視点でもあります。
学習と成長の視点
「学習と成長の視点」は、顧客が求めている本質的な価値を創りだすために必要となるスキル、システム、チームワークや組織文化などを考えていく視点です。
長期的な成長のためには4つの視点が重要であるとともに、4つの視点の間がストーリーとしてつながっていることが重要です。
ストーリーでつながることにより、戦略としての意味がでるとともに、戦略について社員間でコミュニケ―ションがとりやすくなります。
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家田 憲二
好きな偉人:坂本竜馬
私はお客様である会社様、経営者様、従業員様に本当に幸せになって貰いたいと願っていて、そのためにはやはり「成果を出す」ことが重要です。そして、このお客様への思いと成果が相まって初めて信頼関係ができると思っています。
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