みなさん
こんにちは
統合報告書を作成する企業が増えています。
統合報告書とは、財務情報だけでなく、人材、知的、顧客との関係などの非財務的な経営資本も含めて表し、経済的な価値だけでなく社会的な課題解決も含めた企業の価値創造のストーリーをまとめたものです。
統合報告書の特徴として、大きく3つあります。
1.経済価値の拡大と社会課題の解決
2.財務情報と非財務情報
3.価値創造のストーリー
そして、統合報告書をつくることのメリットとして、主に以下の5つがあります。
1.投資家や金融機関に対しての情報提供
2.取引先やパートナーとの関係性
3.顧客との関係性
4.社内のコミュニケーション
5.学生とのコミュニケーション
投資家や金融機関に対しての情報提供
統合報告書では、企業価値を形成する財務資本だけでなく非財務資本についても纏められ、これらの資本を使いどのように顧客や社会に貢献していくかが纏められています。
また、SDGsを達成していくための経営戦略も纏められており、ESG投資への重要なコミュニケーションツールとして機能します。
取引先やパートナーとの関係性
社会課題を解決しSDGsを達成するためには、1社だけでは不可能なことが多くあります。
他の企業とパートナーとして取り組むことで解決できる可能性が拡がります。
統合報告書により、自社が持っている経営資本や達成したい目標を公開することで、パートナーや取引先との有効なパートナーシップを築くことにつながります。
顧客との関係性
顧客と企業は、日常的には商品やサービスを通してコミュニケ―ションを行っています。
統合報告書により、企業がどのような社会を構築しようと思って事業活動を行っているかを顧客が理解することができ、企業ブランドに影響を与えます。
社内のコミュニケーション
統合報告書は、企業全体の取り組みとして、一部の担当者だけでなく、全社で取り組み作り上げていくことが重要です。
財務資本だけでなく非財務資本も含めて、全社と部門の戦略に一貫性を持たせ、戦略を共有することが重要です。
統合報告書を作成するにあたり、社内でのコミュニケーションを強化することにつなげることが重要です。
学生とのコミュニケーション
学生と企業では、企業情報に関する質・量とも差があり、学生の方が少なくなります。
統合報告書により、企業に関する良質な情報に学生が接することができ、お互いにマッチした採用につながります。
以上のように、統合報告書の果たす役割は大きく、作成するだけでなく、その役割を十分果たすことが重要です。
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家田 憲二
好きな偉人:坂本竜馬
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