みなさん
こんにちは。
SDGsに関心を持たれている方も多いと思います。
私は、経営理念を具体的に実行に移していくサポートをさせていただいています。
経営理念を社員全員に浸透し、実行に移していくためのツールとしてバランス・スコアカードを使っています。
バランス・スコアカード
バランス・スコアカードは、4つの視点、①「財務の視点」、②「顧客の視点」、③「業務プロセスの視点」、④「学習と成長の視点」で、①「財務の視点」にある財務的な指標だけでなく、②「顧客の視点」、③「業務プロセスの視点」、④「学習と成長の視点」といった非財務指標もKPIとして数値化(見える化)して、社員全員で実行に移していきます。
また、バランス・スコアカードは、全社版バランス・スコアカード、部門版バランス・スコアカード、個人版バランス・スコアカードへと展開していきます。
全社版バランス・スコアカードは、経営理念をもとにして経営者が作成します。
部門版バランス・スコアカードは、全社版バランス・スコアカードをもとに、部門長が作成します。
個人版バランス・スコアカードは、全社版と部門版をもとに、メンバー個人が作成します。
これにより、経営理念をもとにして、全社、部門、メンバー個人の方向性が一致するとともに、自分の目標は自分で決めるという自発性が生まれ、経営理念を社員の日々の行動まで落とし込むことが可能になります。
SDGsとバランス・スコアカードの共通点
SDGsは、Sustainable Development Goalsで、日本語訳では「持続可能な開発目標」という意味で、2015年9月の国連で採択された「持続可能な開発のための2030アジェンダ」に記載されている2030年までの国際目標です。
SDGsは、持続可能な世界を実現するための17のゴール・169のターゲットから構成されています。
SDGsの目標は、財務的指標だけでなく、「貧困をなくす」「環境」といった非財務的指標も含まれています。
そして、各目標に対してKPIを設定して実行に移していきます。
バランス・スコアカードも、売上や利益といった財務指標だけでなく、「顧客との関係性」「チームワーク」といった非財務指標に対しても目標を設定しています。
そして、各目標に対してKPIを設定して実行に移していきます。
このように、「財務指標だけでなく、非財務指標も目標設定をしている点」、「KPIを設定して実行していく点」で、SDGsとバランス・スコアカードは似ています。
バランス・スコアカードの4つの視点に、「社会的価値の視点」を加えた5つの視点で、SDGsを経営に統合し、社員の日々の行動に結びつけていくことが可能になります。
こちらの記事もおすすめです:
家田 憲二
好きな偉人:坂本竜馬
私はお客様である会社様、経営者様、従業員様に本当に幸せになって貰いたいと願っていて、そのためにはやはり「成果を出す」ことが重要です。そして、このお客様への思いと成果が相まって初めて信頼関係ができると思っています。
詳しくは ⇒ プロフィール
最新記事 by 家田 憲二 (全て見る)
- ROICとは - 2023年2月26日
- 営業部のコミュニケーションについて - 2021年10月31日
- SDGsとバランススコアカード - 2021年9月30日