みなさん
こんにちは。
社員が自発的に考え、自ら動いてくれるようになってほしいと期待している経営者は多いと思います。
しかし、現実は、社員が指示待ちになっている、言われたことしかしない、新しいことは面倒だからやりたくないなど、期待とは違っているケースが多いのも事実です。
なぜ、社員が自発的に動けないのか
社員は、自発的に動きたくないわけではありません。
自発的に動くための仕組みになっていないのです。
人は(自分にあてはめれば分かりやすいと思いますが)、人からやりなさいと言われたことには中々積極的になりにくいものです。やることの意味を理解していないためです。
よく、親が子供に「勉強をしなさい」と言っても、それだけでは、多くの子どもはやる気にはなれません。
なぜ、勉強しなければいけないのか、また、勉強することが自分にとってどういう意味があるのかを理解することが大事です。
社員が自発的に動くためには
「会社の目標を達成したい」、「売上をあげたい」という目標に対して、経営者だけでなく、社員も意思決定に参加することが重要です。
最終決定は経営者がするにしても、社員が参加していることが大事なのです。
「会社の目標を達成したい」、「売上をあげたい」という目標に対しての全体的な戦略は経営者が考え、その全体の戦略にそって、部門ごとに社員が「売上を上げるためには」を考える仕組みを作ることが有効です(このための有効なツールが、バランス・スコアカードです)。
そして、社員が考え、意見を出すときに大事なのが、意見を言える環境づくりです。
社員にとっては、経営者や先輩の前で意見を言うのは勇気がいるものです。
意見を言った矢先に、否定するようではだまってしまいます。
まずは、意見を出し、その中でまとめていくことが大事です。
この繰り返しをしていけば、意見のレベルもあがってきます。
社員が自分で考え自分が決めたことを目標として、言われたことではなく自分ごととして実行していくことが、環境の激しい現在だからこそ、より重要になります。
家田 憲二
好きな偉人:坂本竜馬
私はお客様である会社様、経営者様、従業員様に本当に幸せになって貰いたいと願っていて、そのためにはやはり「成果を出す」ことが重要です。そして、このお客様への思いと成果が相まって初めて信頼関係ができると思っています。
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