みなさん
こんにちは。
今日は、経営者の方向けの会計講座というテーマで話をしていきます。
私は、リクルート退職後に、会計の勉強をして公認会計士になりました。
私はもともと理系出身で、リクルート在職中は簿記というものがほとんど分かっていませんでした。
当時の私と同じように、会計のことがあまり分からないという経営者の方もみえると思います。
私は、現在、中小企業家同友会に入っており、仲間である経営者とともに学びと刺激を受けていますが、同友会の仲間である経営者の中でも会計のことをもう少し分かりたいという方も少なくありません。
経営者は、会計のプロになる必要はありませんが、最低限の基礎や本質を知っている必要があります。
なぜならば、会社で日々行われている全ての活動が、最終的には会計として数値化されるからです。日々の活動がどのようにして数値につながるかが分かれば事業活動もしやすくなります。
ということで、今回から数回にわたり、会計の基礎をお話していきます。
第1回目は、なぜ会計が必要なのかについて話していきます。
みなさんの会社では、商品を仕入れたり、商品を店舗まで運んだり、商品を販売したり、工場で製品を生産したり、営業マンが営業したり、様々な活動が行われています。
経営活動は、それぞれの会社の理念を達成るするために行われますが、その達成のためには会社を継続させていくことが必要です。
そして、会社を継続させるためには利益が必要です。
利益=売上―コスト
事業活動では、お客様に価値を提供するために、人が活動し、お金やモノなどが使われます。
お客様に価値を提供することによって「売上」が生まれ、人が活動することを通して「コスト」が発生します。
「価値を提供するためにかけたコスト」と「生み出された価値=売上」を比べ、価値が上回っていれば利益が発生し、コストが上回れば赤字になります。
このように、日々行われる活動が、どのような結果になっているかを把握していなければ、経営を継続していくことは難しくなるでしょうか。
このために、簿記という会計方法があり、経営活動を帳簿に記入して(簿記)、会社の状態(財政状態や経営成績)を見える化することで、事業運営や計画・改善に役立てていきます。
財政状態を表すのが貸借対照表で、経営成績を表すのが損益計算書です。
次回は、貸借対照表と損益計算書について話をしていきます。
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家田 憲二
好きな偉人:坂本竜馬
私はお客様である会社様、経営者様、従業員様に本当に幸せになって貰いたいと願っていて、そのためにはやはり「成果を出す」ことが重要です。そして、このお客様への思いと成果が相まって初めて信頼関係ができると思っています。
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