みなさん
こんばんは。
以前ブログで、戦略の一貫性と各部門の自主性の重要性について、経営管理ツールであるバランススコアカードを使って説明をしました。もう一度、バランススコアカードについて簡単に説明をします。
バランス・スコアカード
バランス・スコアカードは、経営目標の達成(経営理念の実現や売上・利益目標の達成)のための戦略をA4用紙1枚にまとめ、戦略を見える化し、全社員が共有し、実行するための経営管理の手法です。
バランス・スコアカードの特徴
バランス・スコアカードは、全社の戦略が書かれた「全社版」と、部門の戦略が書かれた「部門版」、そして「部門版」からできています。
「部門版」は、「全社版」をもとにして各部門で作りますが、作るのはあくまでも部門長であり、全社戦略との方向性を合わせながら自らの戦略は自ら考えて作成します。
「個人版」は、「全社版」と「部門版」をもとに、メンバー個人で作成していきます。
各部門の戦略である「部門版」や「個人版」を、それぞれの当事者が作ることで自主性が生まれるとともに、「全社版」をもとに作られるため、全社戦略との一貫性も保つことができます。
ここで、もう一つ重要なのが、各部門の横のコミュニケーションをとることです。
部門間のコミュニケーション
会社内の各部門は、経営理念を達成するために、各々の役割・責任を果たしていきます。
しかし、経営理念を達成するためには、各部門が情報を共有して、お互いの部門が何を行っているかを理解し合うことが必要です。
部門版バランススコアカードの共有
各部門が行っていることの共有についても、バランススコアカードは有効です。
各部門のバランススコアカードには部門ごとのKPIがまとめられており、何に集中しているかが分かりやすくなっています。
バランススコアカードの最終目標は、全社レベルでの経営理念の具現化ですので、各部門がお互いの戦略を共有・連携して、全社目標を達成していくことが重要です。
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家田 憲二
好きな偉人:坂本竜馬
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