みなさん、こんにちは。
今日は、バランス・スコアカードの４つの視点について、お話しをしていきます。
バランス・スコアカードとは
ここで、バランス・スコアカードとはどういうものかを説明していきます。
バランス・スコアカードとは、経営目標の達成（経営理念の実現や売上や利益目標等の達成）のための戦略をA4用紙1枚にまとめ、戦略を見える化し、全社員が共有し、実行していくための経営マネジメントの手法です。
バランス・スコアカードは、「戦略マップ」と「スコアカード」の2つからできています。
戦略マップ、スコアカードとは
「戦略マップ」は、業績（売上や利益等）につなげるために、「どのようなお客様にどのような価値を提供するのか」、「お客様に価値を提供するために、“仕事のやり方”や“働き方”をどのように変えていくのか」、「そのためには従業員はどのように成長していくのか」をA4用紙1枚に表したものです。
一方の「スコアカード」は、「戦略マップ」に書かれた重要な要素を全て数値化することにより曖昧な部分を明確にするとともに、戦略の進捗状況を見える化したものです。
具体的には、重要業績評価指標（KPI）と呼ばれるもので、「戦略の地図」に描かれた目標を達成するための重要な要素の中で一番重要なもの（プロセスなど）を数値化し、その進捗度を“見える化”します。
バランス・スコアカードは、戦略を“見える化”するとともに戦略の進捗状況も“見える化”し、結果にのみ焦点をあてるのではなく、結果にいたるプロセスも重視します。
４つの視点とは
バランス・スコアカードの特徴はいろいろありますが、最大の特徴は４つの視点で考えていくことにあります。
４つの視点とは、「財務の視点」、「顧客の視点」、「業務プロセスの視点」、「人材成長の視点」です。
なぜ、この４つの視点があるというと、経営上、この４つの視点が必要だからです。
どの視点も大切な視点ですが、気を付けていないと、ある視点に偏り、その他の視点が足りない経営となり、短期的にはいいかもしれませんが、中長期的にいい経営ができなくなるおそれがあります。
４つの視点をそれぞれ見ていきます。
「財務の視点」は、売上や利益といった、会社を存続させ、社員の生活を向上させれるだけの財務数値が達成できているかを見ていく視点です。
「顧客の視点」は、お客様の立場や視点に立って、お客様は誰で、どのような価値を求めているかを考えていく視点になります。
「業務プロセスの視点」では、「顧客の視点」でのお客様が求めている価値を最大化させるとともに、価値を生み出すために必要なプロセスを最適にすることでコストを最小化させ、「財務の視点」での「売上」や「利益」の最大化を図ることにつなげていく視点になります。
「人材成長の視点」は、顧客の価値を生み出し、その生み出すプロセスを構築し運営する”人”がいかに成長してけばいいのかを考えていく視点です。
この４つの視点のバランスをとることで、短期的にも中長期的に成果に結び付け、成長していくことが可能となります。
家田 憲二
好きな偉人：坂本竜馬
私はお客様である会社様、経営者様、従業員様に本当に幸せになって貰いたいと願っていて、そのためにはやはり「成果を出す」ことが重要です。そして、このお客様への思いと成果が相まって初めて信頼関係ができると思っています。
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