新年あけましておめでとうございます。
今年も、箱根駅伝を見て感動しながら正月を過ごしています。
今年は、私の甥が箱根駅伝の選手として出場しました。
本当は現地まで行って応援したかったのですが、予定があり行くことができなかったためTVでの応援です。
レースが進むにつれ、私も緊張してきました。本人はさぞかし緊張しているだろうと心配していましたが、いい表情をして襷をうけとりスタートしていきましたので、ほっとしたのと同時に、心が熱くなってきました。
甥は、4年間この日のために練習を積め重ねてきたのを知っていたため、いい走りをしてほしいと願っていましたが、いい位置で襷をつないでいたのでよかったと思います。
今度会うときに、お疲れ、ナイスランといってやりたいと思います。
ということで、緊張しながら見ていた箱根駅伝ですが、ひとつ思ったことがありました。
強い選手とはどういう選手なのか
TVで選手の走りを見ていると、この選手強いなと思うことがあります。
強い選手とは、どういう選手なのか?
速い選手もそうかもしれませんが、速い以外にも、何か他のものがあると思います。
それは、他校の選手と並走しているときに、この選手が勝つだろうなと思わせ、実際に勝つ選手です。
顔の表情なのか、走り方なのか、うまく言えませんが、この選手が勝つだろうな思わせる何かがあると思います。
それは、絶対に勝つという強い気持ちではないかと思います。
箱根駅伝とはレベルが全然違いますが、私も中学から大学まで駅伝を走っていました。
駅伝は、当然走力も必要ですが、一人で走る、自分との闘いとなり、気持ちでかなり勝敗の行方が変わると思います。
自分の経験上、絶対に勝つとう気持ちをもっているかどうかで結果は大きく分かれてきます。
実際、私は高校時代、絶対に勝つという気持ちが弱く、他校の生徒と並走すると、相手の気迫と自分にまけ、また今度がんばろうと言い訳をして、ほとんどの駅伝大会で実力以下の走りしかできませんでした。
しかし、このような負けた気持ちでやっていると、次の試合も同じことを考え、また負けるというわるい循環になってしまい、高校時代は、負けた思い出のほうが多いです。
大学に入ってから、駅伝やトラックでの大会の時に、強く思っていたことがあります。
それは、「この試合が最後だと思って全力を出そう。この試合で結果を出せない人間が次の試合に結果を出せるはずがない」ということです。
大学時代は、このように思いでは相手に負けないように走っていたため、高校時代とは別人の強さを発揮できたと思います。
このように、駅伝では、絶対に負けない、結果を出すという気持ちが勝負を分けます。
また、試合で、絶対に負けない、結果を出すという気持ちで走ることとともに大事なことが、絶対に負けないための練習をやり続けるということです。
練習量も大事ですが、、勝つための練習をする必要があります。
またまた、私の大学時代のときの話になりますが、練習メニューに、1,000Mのインターバルトレーニングというものがあります。
1,000Mを3分ちょうどで走り、400Mジョグをして、すぐにまた1,000Mを走るこれを8本繰り返すのです。
かなりつらい練習で、こなすだけでいっぱいいっぱいです。
この練習をできる限り楽にこなす方法は、だれかの後について走ることです。
実際、大学時代の私は、この楽な方を選んでいました。
しかし、強い選手は、ここが違います。
つらさを乗り越え、自分が先頭に立ちペースをつくっていきます。
この練習の違いを毎日365日続けていたら、同じ練習量でも、両者にはかなりの実力の差が出てきます。
そして、この違いは、試合の時も強さとしても出てきます。
これはビジネスにおいても、同じだと思います。
絶対に結果を出すと強く思い、そして、結果が出る方法をやり続ける。
言われたことをやるのではなく、結果を出すために何をすべきかを考え行動することが大事です。
言われたことをやっている人と、絶対に結果を出すと強く思い、そして、結果が出る方法をやり続けている人では、1年で大きな差が出ます。
その人の能力がどうこうというよりも、このような思いと行動の差の方が大きく影響します。
私自身、このことを強く感じた今年の箱根駅伝でした。
みなさんも、ぜひ、結果を出すと強く思い、そして、結果が出る方法をやり続け、今年1年をいい年にしてください。
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家田 憲二
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